予想外に早く訪れた別れに動揺するも親身なサポートに救われた

いつも誰かの世話を焼いていた父。ご近所さんや友人たちにも愛された人でした。

父は世話好きで働き者な人でした。団地の雑草の手入れや共用エリアの電球の交換など、人が面倒がってやらないことも率先して引き受けて、よくご近所さんに感謝されていましたね。
きれい好きな性格だったので、家の掃除もよくやってくれて。おかげで私たち家族は、キッチンの油汚れに悩んだことはなく、床も定期的にワックスがかけられていて常にピカピカ。そうやって、いつも誰かのために動き回っていた印象があります。
そんな父が好きだったのは、釣りと麻雀です。晩年は特に麻雀を楽しんでいて、テレビでプロの対戦を見たり、近所の仲間たちと集まって打ったり。幸いなことに友人に恵まれており、充実した毎日を過ごしていました。

病院にかかったときはすでにがんが体中に転移。あっという間に別れの日がきました。

父の死因は、胆のうがんでした。数年前からときどき体の不調を訴えることがあったのですが、周りを気遣って無理をしがちな性格と病院嫌いが災いして、発見が遅れてしまい……。いよいよお腹の調子が悪くなって病院にかかるとすぐに入院となり、がんであること、そしてすでに体中に転移していることがわかりました。
医師と相談のうえ、抗がん剤治療に取り組むことが決まったのですが、その直後に黄疸（おうだん）が出てしまって。これがなかなか治らないため、抗がん剤治療を始められず、痛み止めだけを投与される状態が続いたんです。
そこから息を引き取るまでは、一ヶ月もなかったですね。黄疸が出てからは毎日目に見えて衰弱していき、一度は自宅に戻るも食事を十分にとれなくなって再入院。それから一週間ほどで亡くなりました。

父の葬儀と自身の結婚式、その両方を後悔のないものにできたのは素晴らしいサポートのおかげ。

予想以上に早く別れのときがやってきてしまったため、葬儀のことはまったくといっていいほど考えていませんでした。しかし、アルファクラブの互助会に入会していたので、ゼロからのスタートではなかったんです。父が亡くなった当時はショックで何も考えられない状態だったので、互助会に入っていて本当によかったと思いましたね。
アルファクラブのスタッフの方々対応は、総じてとても素晴らしかったですよ。父が亡くなったのは早朝だったにもかかわらず、すぐに迎えに来てくれて。その後の流れについても丁寧にわかりやすく説明してくれましたし、何を質問しても親切に答えてくれました。母は耳に障がいがあるんですが、そこにも配慮しながら対応してくれて、感謝しています。
実は、父の告別式の翌日が私の結婚式で……。父との別れと自身の門出、人生における大きな節目となる出来事が重なったんですね。その両方を後悔のないものにできたのは、アルファクラブの方々のサポートがあってこそだと思っています。

父が亡くなってから葬儀後の各種手続きまで、一貫して親身に支えてくれて感謝しています。

それから、葬儀の品質も期待以上のものでしたよ。コロナ禍ということもあり必要最低限のプランでお願いしたのですが、予想よりもたくさんのお花を飾ってもらって、とても華やかでした。参列者も20名ほどと今の社会情勢を考えれば多くの人が集まってくれて、寂しさを感じない、いい葬儀になったと感じています。
あとは、葬儀後のアフターフォローが手厚かったのもありがたかったですね。葬儀後にスタッフの方がわざわざ家に来てくれて、年金の申請など、必要な手続きについてしっかり教えてくれました。もしそのフォローがなかったら、後から漏れがぽろぽろと出てきたはず。私は実家と距離が離れた場所に暮らしているので、そうなっていたら相当苦労しただろうなと思います。
今回の経験をふまえて私が伝えたいのは、大切な方の葬儀を控えている方、特に経験がなくて不安に思っている方には、ぜひアルファクラブをおすすめしたいということです。きっと、想像以上のサポートを受けられるはずですよ。