父は、愛情にあふれる優しい人でした。でも一方で、厳しい一面も持ち合わせていましたね。まじめでまっすぐな性格で、曲がったことが嫌いだったので、例えばマナー違反や迷惑行為をしている人には「おかしい」とはっきり伝えるタイプだったんです。
私がまだ学生だった頃、父と一緒に駅のホームで電車を待っていたときのこと。当時はホームでも喫煙が可能でしたが、ある男性がタバコの吸い殻をポイ捨てして……それを見つけた父はすかさず注意し、男性に吸い殻を拾わせていました。その瞬間は父の行動に驚くばかりでしたが、振り返る度に誇らしく思います。
私もそんな父の背中を見て育ってきたので、同じように人に声をかけた経験が何度かあります。父のことを意識して行動しているわけではありませんが、ふと父を思い出して「自分の中に父は生きているんだな」と感じますね。
父は5年ほど前に、前立腺がんで余命1年と宣告されていました。医師の予想を大きく超えて生きてくれていましたが、ある日「歩くと腰が痛い」と言うようになって……。精密検査を受けると、前立腺がんが骨盤まで転移していることがわかり、そのまま入院することになったんです。
手術を受けて治療に取り組むという選択肢もありましたが、医師からは「年齢を考えると体への負担が非常に大きく、入院期間も長くなるだろう」と言われました。そうなると自ずと筋力が衰えますから、ひとりで歩けなくなって、毎日の生活に支障が出る確立が非常に高くなります。それらを父と総合的に考慮し、最終的には手術は受けず、自宅に帰って余生を過ごす決断をしたんですね。
しかし、食欲の衰えに伴ってあっという間に体力が低下してしまい、帰宅予定日まであと数日というところで亡くなってしまいました。不幸中の幸いで、最期の瞬間には私も母も間に合って。息を引き取るのをすぐ側で見ていたのに、今もまだ父がいなくなった実感は湧きませんね。姿形は見えないけれど、“いる”ような……不思議な気持ちです。
今回、父の葬儀をアルファクラブにお願いして、本当によかったと思っています。私自身、肉親を亡くすのは初めてに経験だったので、葬儀についてはわからないことばかりだったんですね。きちんと父を見送れるか不安がありましたが、アルファクラブはそんな私を力強くサポートしてくれました。
特にありがたかったのは、父が亡くなる前に打ち合わせの機会を設けてくれたことですね。病院から「もう長くない」と言われたタイミングで、アルファクラブに電話を入れたんです。するとスタッフの方がすぐに家まで来てくれて、葬儀の基本的な流れや考えておくべきことなどを、丁寧にわかりやすく説明してくれました。やらなくてはならないことを把握できたことで、少し安心できたのをよく覚えています。
葬儀は一貫してとても“いい雰囲気”でした。言葉で表現するのが難しいのですが、一般的にイメージされるような暗く悲しい式ではなく、爽やかな気持になれる式だったんです。式場の装飾、司会の方の喋り方やタイミング、スタッフの方々の細やかな配慮……そういうすべてが“いい雰囲気づくり”につながっていたのだと感じています。
葬儀に携わってくれた方々に共通していたのは、遺族の気持ちに親身に寄り添う姿勢だったように思いますね。みなさん家族の一員になって、一緒に父を送り出してくれたような印象です。私の妻や母、他の家族も同じように感じていましたよ。
私は今回の経験で、葬儀には“残された家族が前向き一歩を踏み出すきっかけ”という役割があると考えるようになりました。葬儀で故人に「今までありがとう。これからも見守っていてね」と感謝を伝え、涙を拭いて未来を生きていく……なかなか難しいことではありますが、亡くなられる方は家族が悲しむことを望んでいないでしょうから。そしてアルファクラブなら、きっとそんな葬儀を叶えてくれるはずです。この記事を読まれている方に、自信をもっておすすめします。
プリエ三郷中央
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