突然訪れた主人との別れ準備ゼロでも“いい葬儀”ができて感謝

優しい夫であり、父親だった主人。家庭を穏やかな雰囲気にしてくれました。

主人はとにかく優しい人でした。私にも子どもたちにも、いつも穏やかに接してくれましたね。うちには2人の子どもがいるんですが、どちらも女の子だったこともあって、主人が怒ることは滅多にありませんでした。
“父親”としても頼れる人で、娘たちがまだ幼い頃、私が出かけるときは文句ひとつ言わず、当たり前のように子守をしてくれましたよ。昔は自分ひとりで子どもと留守番するのを嫌う男性は少なくなかったと思いますが、主人はそんなことはまったくなく、とてもありがたかったです。
そんな主人の趣味は、中学・高校時代から続けてきた軟式テニス。社会人になってからも地域のテニスクラブに所属し、休みの日はテニスを楽しんでいました。そうやって定期的に体を動かしていたこともあって、亡くなるまではずっと健康を維持してきたんです。

何の前触れもなく訪れた別れ。ショックで当時のことはあまり覚えていません。

主人が亡くなったのは、本当に突然のことでした。リビングの“指定席”に座っていつものようにテレビを見ていたと思ったら、「おやつでも食べる？」と声をかけても返事がなくて……よく見ると、下を向いてぐったりとしており、息もしていなかったんです。すぐに救急車を呼んで病院に搬送してもらい、そのまま入院することに。しかし、残念ながら一度も意識が戻ることはなく、それからたった5日で息を引き取りました。
死因は、心不全です。老いを感じてはいたものの、いつもと変わりなく生活していましたから、別れがくるなんて夢にも思っていなかった。あのときはただただ呆然として、何も考えられなかったですね。今振り返っても、かなり記憶が抜け落ちているほどです。

スタッフのみなさんは、家族の様子をよく見てサポートしてくれる優秀な“黒子”でした。

主人が亡くなって気持ちが動揺し、そして深い悲しみを感じている中でしたが、すぐに葬儀について考えなければなりませんでした。互助会に入るなどの葬儀の準備はしていませんでしたから、病院に紹介してもらった葬儀社を頼ることに。それがアルファクラブだったんです。
そんな偶然のご縁でお願いすることになりましたが、満足度はとても高かったです。スタッフの方たちは一貫して親切に、丁寧に対応してくれました。私たち家族の歩調に合わせてくれた印象ですね。急かされることもなく、かといってもたもたしてストレスを感じることもなく、とても心地いいペースでした。
それから、“距離感”もちょうどよかったですよ。こちらの様子を常によく見てくれているのでサポートに不足はありませんでしたし、逆に近すぎて気疲れすることもなかったです。基本的にはあまり目につかない場所に待機しているのに、「手を借りたいな」と思うタイミングになると呼ばなくても来てくれるんですよ。安心して寄りかかれる、とても優秀な“黒子”だったと感じています。

準備が整わない中でも後悔のないお別れを叶えられる“サポート力”が素晴らしい。

私が葬儀に求めていたことは、豪華さや個性の表現ではなく、昔ながらの一般的な内容できちんと主人を見送ることでした。突然の別れで心が不安定でも、葬儀についてあまり知識がなくても、とにかくきちんとお別れをすること。簡単なようで、葬儀社にしっかりとしたサポート力がないとできないことだと思います。
でもアルファクラブは、その望みを叶えてくれました。十分なクオリティーの式場や祭壇、そして何より親切で気が利くスタッフのみなさんのおかげです。家族一同、満足できるお別れになって感謝しています。
葬儀について事前に話し合ったり、互助会に入ったりといった準備をしておくに越したことはありませんが、アルファクラブならそういう準備が一切なくてもきっと“いいお別れ”を叶えてくれるはず。私と同じような境遇にある方には、ぜひ検討してもらいたいですね。