最愛の主人との別れ互助会に入っていたから少し気持ちが楽だった

いい夫であり、いい父親。責任感の強い働き者な人でした。

主人は、私たち家族をずっと守り続けてくれた責任感の強い人でした。いい夫であり、いい父親。うちには2人の息子がいますが、主人が手をあげて怒るようなことはこれまで一度もなかったですし、息子たちもそんなお父さんに優しく接していました。それから、私の実家の家族にもとてもよくしてくれて、ありがたかったです。そんな誰にも親切で、誰からも慕われる人柄でしたね。

また、働き者な人でもありました。中学を卒業後は家具屋に10年間丁稚奉公。実の兄が鉄工所を開業してからは、ずっとそちらに勤めていました。仕事にはもちろん熱心に取り組んでいましたが、帰宅後も畑仕事をしたり、家の修繕をやってくれたり……。いつも動き回っていたような気がします。

膵臓がんと診断され、1年も経たずに帰らぬ人に。でも、最後まで頼もしい姿を見せてくれました。

そんな主人が体調を崩したのは、昨年の5月のこと。「胃の調子が悪い」と言うので病院にかかり、レントゲンを撮ろうとすると、前日の食事を消化できていなくて撮影できなかったんです。これはおかしいということで、後日CT撮影をすることに。その後膵臓がんと診断され、7月からはがん治療を始めました。抗がん剤の投与を受けたのは、全部で4回でしたね。残念ながら結果が思わしくなく、治療はやめて、最後の時間を自宅で過ごすことになりました。

そうして息を引き取ったのが、今年の3月です。膵臓がんと診断されてから1年も経たないうちに帰らぬ人となってしまいました。もう少しもってくれたら、最後に旅行にも行きたかったのですが……。でも、主人は本当によく頑張ってくれたんですよ。きっと体がつらかったと思いますが、文句を言うこともなく、家族に迷惑をかけまいと身の回りのことはできるだけ自身でやっていました。亡くなる2日前までは、入浴も自分ひとりでしていたくらい。最後まで頼もしかったですね。

互助会への入会にお墓の購入。事前に準備をしていたから気持ちが少し楽でした。

主人が息を引き取ったのを確認し、すぐにアルファクラブに連絡しました。互助会に入っていたので、葬儀のことを考えて不安になることはありませんでしたね。

互助会に入会したのはもうずっと前、主人と私がまだ30代の頃です。私は1歳になる前に父親を亡くしていることもあってか、“人はいずれ死ぬもの。そして、別れのときはいつくるかわからない”という意識が強くあって。子どもたちに負担をかけたくなかったので、早いうちから互助会に入っていたんです。ちなみに、私が40代前半で病気をしたときに、お墓も用意していましたよ。そうやって事前に準備をしていたことで、主人を亡くしたときも、やはりいくぶんか気持ちは楽だったと感じています。

肝心の葬儀の内容やスタッフの方々の対応には、大変満足しています。みなさんとても親切で丁寧でしたし、安心感がありましたね。喪主を務めるのは初めてで、わからないことがたくさんありましたが、それも汲み取ってサポートしてくれて。おかげでしっかりとお別れができて、感謝しています。

互助会に入会するメリットのひとつは“頼れる先がある安心感”。多くの人に知ってほしい。

アルファクラブの存在に助けられたのは、葬儀のときだけではありません。例えば、定期的に送られてくる冊子。とても参考になるので、いつもくまなく読んでいます。葬儀に関する知識はもちろん、地域の情報なども載っているんですよ。クイズにチャレンジするのもひそかな楽しみです（笑）。

あとは、電話でサポートしてもらえるのもありがたかったですね。以前、親族の法事に参列する際にマナーでわからないことがあって……自分で調べてもよくわからないし、アルファクラブに電話をかけて聞いてみたんです。すると、とても丁寧に教えてくれて、おかげで自信をもって参列できました。“いつでも頼れる先がある”というのは、予想以上に安心できるもの。みなさんにもおすすめしたいです。