なじみの担当者が支えてくれる安心感互助会に入っていてよかった

穏やかで優しかった祖父。友人に恵まれ、幸せな晩年を送っていました。

祖父は穏やかでとても優しい人でしたね。その人柄がよく表れているのが、妻が作り置きしてくれていた生春巻きを食べたときのエピソードです。一本ずつラップにくるんで冷蔵庫に入れていたのですが、祖父はラップと一緒に皮まで剥がし、タレにもつけず食べてしまったんですよ。生春巻きの醍醐味である皮の食感や甘辛いタレの味は一切なかったのに「おいしいよ」とニコニコしていて。人にしてもらったことに感謝し、決して文句は言わない……祖父はそういう人でした。

そんな祖父が大好きだったのは、デイサービスで過ごす時間。最初は「行きたくない」と言っていましたが、すぐに迎えが来るのを楽しみに待つようになりましたね。祖父は小学校を卒業してすぐに働き始めたので、学校で友人たちと過ごした経験がほとんどないんです。デイサービスでそれができて、きっと“遅れてきた青春”を謳歌していたのだと思います。運動会に参加したり、パーティーではドレスを着てみたり（笑）。カラオケもデイサービスで覚えて、歌が大好きになりました。

また、デイサービスを楽しみにしていた最大の理由は、友人に恵まれたことだったと思います。後から知ったのですが、一番仲がよかった方とはなんと命日が同じで。一緒に逝けるくらいの友人ができて、祖父は幸せな晩年を送れたと感じています。

誤嚥性肺炎で入院し、帰らぬ人に。亡くなる前日に面会できたことは不幸中の幸いでした。

祖父の死因は、誤飲性肺炎でした。ある日、いつもどおり元気に朝食を食べていたと思ったら、その後具合が悪くなって病院へ。そのまま入院し、3週間ほど経った頃に静かに息を引き取りました。

残念ながら家族は亡くなる瞬間には立ち会えませんでしたが、その前日に母が何かを感じたのか「おじいちゃんに会いたい」と言い出して、妻が病院へ連れて行ってくれて面会していました。その際、母は祖父に「お父さん、長い間ありがとうね」と声をかけていたそうで……。祖父も母の言葉をきちんと理解できていたようですし、コロナ禍で面会が厳しく制限されている中、親子で別れの言葉を交わせたのはよかったと思っています。

スタッフの方々の丁寧なサポートに感謝。急な予定変更にも柔軟に対応してくれました。

葬儀の形式は一般的な家族葬を選びましたが、お花にはこだわりました。というのも、祖父はお花が大好きだったので。和花だけでなくカラフルな洋花も取り入れて、祭壇を華やかに。華やかな花々に囲まれて、祖父もきっと喜んでくれたと思います。

それからなんといっても印象に残ったのは、アルファクラブのスタッフの方々のきめ細やかなサービスですね。葬儀の経験がなく、わからないことばかりだった私たち家族を、最初から最後まで丁寧にサポートしてくれました。受付のやり方も、さながら会社の新人研修のように隣に立って一から教えてくれて（笑）。あとは、葬儀直前に香典返しの数を増やすことにしたのですが、急な変更にもスムーズに対応してくれました。しかも、残った分は返却することも可能とのことで、無駄が出なくてありがたかったです。

気心の知れた担当者がいてくれたことで、安心して葬儀に臨めました。

今回アルファクラブに葬儀をお願いしたのは、もうずっと前から互助会に入っていたためです。

担当者の方は、祖父が体調を崩す以前から何度も顔を出してくれていて、特に母とは頻繁にお茶を飲みながらおしゃべりをする仲でした。もちろん通夜と葬儀にもしっかり参加してくれて、祖父の遺体の移動など、さまざまな作業を一緒にやってくれましたよ。普段からコミュニケーションをとっている方が現場にいてくれたことで、質問や要望を伝えやすく、安心して葬儀に臨めました。

葬儀に慣れている方なんてほとんどいないと思いますから、きっとみなさん緊張したり不安になったりするはず。そんなときに顔見知りの方がいるのは本当に心強いですよ。「葬儀の準備はまだ早い」と思っている方も、いざというときに少しでも安心できるよう、互助会への入会をおすすめしたいですね。