祖母、母、そして父の葬儀を依頼頼もしく、温かい対応を高く評価

海外を飛び回って働いていた父。静かに家族を見守り、支えてくれた人でした。

父は、社交的なタイプというよりは職人気質で、黙々と仕事に取り組む人でした。機械関係の専門知識があり、鉄道関係の会社で製図などを行っていて。昔から海外に出張する機会も多く、アルゼンチンやインドネシア、韓国、インドなど、さまざまな国々で活躍して鉄道の発展に寄与してきたんですよ。熱心に働き、私たち家族をずっと支えてくれた、まさに“古きよき父親”という感じでした。
プライベートは、温厚な性格ではありましたがおしゃべりではなかったので、いつも静かに穏やかに過ごしていました。言葉数は多くないけれど、そこにいるだけで安心感のようなものを与えてくれる存在でしたね。

脳梗塞と硬膜外血腫で緊急入院。一時は回復するも、体力の衰えには勝てなかった。

そんな父の体調が悪くなり始めたのは、昨年末のこと。顔に帯状疱疹が出てしまったことをきっかけに、少しずつ体力が低下していきました。それまでは私たちと一緒に生活していんですが、ひとりきりで家にいることが難しくなってしまい、やむなく施設に入ってもらうことにしたんです。送り出すときは「自宅でサポートしてあげられなくて心苦しい」という思いがありましたが、結果的には無用な心配でしたね。職員の方々や他の入居者さんたちと一緒に体を動かすなどして、健康的で楽しい生活を送っていたようです。
しかし、あるとき体調不良を訴えて病院に救急搬送されて……検査の結果、脳梗塞、そして硬膜外血腫があることが発覚。すぐに血を抜くなどの処置を受けて一時は退院したものの、2-3週間の入院期間で体力が著しく衰えてしまい、以降は入退院を繰り返すことになりました。そうやって徐々に体調が悪化していき、96歳で亡くなりました。

アルファクラブでの葬儀は今回で3度目。スタッフの頼もしさ、心配りを特に評価しています。

アルファクラブには過去に祖母と母の葬儀もお願いしており、今回の父の葬儀でお世話になるのは3度目です。ご縁ができたきっかけは、10年以上前に上尾に斎場がオープンした際、父が互助会に入会したことでした。
これまで3回とも同じ上尾の斎場を利用していますが、自宅から近くて便利ですし、駐車場が整っていて参列者のみなさんが来やすい点も気に入っています。
また、スタッフの対応も素晴らしいですよ。プロとしての頼もしさはもちろん、一つひとつの対応に温かい心配りが感じられて、社員教育を徹底されているのだろうと想像しています。“組織の力”がしっかりしているのでしょうね。
残される家族は、葬儀だけでなくその後の行政との手続きなど、思っているよりもやらなければならないことが多いものです。特に家族が減った今の時代は、ひとりにかかる負担が大きくなりやすい。そういうときに、安心して頼れる葬儀社があるとどれだけ心強いか……。これまで家族を見送った経験がない方や忙しい方ほど、葬儀社選びには手を抜かないことをおすすめしたいです。

コロナ禍でスタンダードになった家族葬。その選択をより充実したものにしてくれることを期待。

父の葬儀は、コロナの影響で家族葬になりました。しかし私は、これからやってくるアフターコロナの時代も、都市部を中心に家族葬が主流になっていくのではと考えています。小規模な葬儀は、見送る側の家族の負担はやはり少なくなります。コロナ禍でそれを知った方々の中には、社会的な状況が改善しても、以前のような盛大な葬儀を選ばない人も多いのではないでしょうか。
そんな状況になったとき、今よりも斎場のサイズ感や式の内容、金額のバリエーションがさらに増えていれば、もっと満足度の高い葬儀ができるはず。葬儀社側からしたらビジネスモデルを変えていくのは大変でしょうけれど、アルファクラブにはぜひ時代の変化を掴んだ新サービスの展開を期待したいですね。