急な別れに動揺する中、喪主を務めるその不安を拭ってくれました

“昭和の父親”を体現したような厳しい父。おかげで私も妹もたくましく成長しました。

父は頑固な性格で、まさに“昭和のお父さん”という感じの人。子育てにおいてもとても厳しく、私も妹もしょっちゅう叱られていました。でもそのおかげで、社会人になった今もたくましくやっていけていると思っていて。父はきっと、私たちの未来を見据えて鍛えてくれていたのでしょう。当時は「なんでこんなに怒るんだ」と不満を抱いたことも多々ありましたが、大人になってからはありがたかったなと感じています。
そんな父との思い出はたくさんありますが、中でも印象深いのは、父が体調を崩しはじめた4〜5年前に、父と私、妹の3人で出かけた那須高原への旅行ですね。宿でのんびりしておいしいごはんを食べて……特に何をするわけでもありませんでしたが、久しぶりの家族旅行で、とてもいい時間を過ごせました。

別れはあまりにも突然にやってきた……家族と過ごす時間の大切さを改めて実感しました。

父の死因は、誤嚥性肺炎です。発症してから亡くなるまであっという間で、突然の別れでした。以前から体調があまり思わしくなく、あんなに威厳があった父も弱くなったなと感じてはいたのですが、まさかこんなに早く逝ってしまうとは……。私たち家族はきっと回復するだろうと信じていたので、残念でなりません。父は施設に入っていて、新型コロナの影響で近年はなかなか面会もできませんでしたしね。そう思うと、先ほどお話しした家族旅行には本当に行っておいてよかった。大切な人と過ごす時間はできるだけつくるべきだと改めて実感しています。

私たちの話にじっくり耳を傾け、希望する別れの時間を叶えてくれた。プロの力を感じました。

葬儀社の選定は、妹が中心になって行いました。突然の別れに動揺しながらも、複数の会社を比較。その中でアルファクラブに決めたのは、打ち合わせの際に親身に私たちの話を聞いてくれて、要望を叶えようという姿勢が見えたことです。ビジネスだけではない、温かい対応をしてくれたように思いました。
実際に利用してみて特に評価しているのは、ほどよい距離感ですね。家族だけで静かにじっくりと父と向き合えるように、むやみに声をかけず、一歩引いて見守っていてくれました。おかげで父との別れに集中でき、満足しています。スタッフの方々は、きっと私たちの様子を見て希望を汲んでくれたのでしょう。家族がどんな別れを望んでいるかしっかりと見極められるのは、さすがプロだなと思いますね。

予期せぬ別れでも、初めての喪主でも、アルファクラブのサポートがあれば大丈夫でした。

この記事を読まれる方にお伝えしたいのは「突然の別れでも、どうか焦らないで」ということです。私のように初めて喪主を務める若造で、かつ葬儀の準備なんて何もしていなかった状態でも、アルファクラブのサポートを受けてきちんと務めを果たせました。ひとりで全部何とかしなければならないわけじゃない、支えてくれる人はちゃんといます。深い悲しみを感じていらっしゃる中で、必要以上に心配しないでほしいですね。そしてアルファクラブには、私と同じような境遇にある人たちを、これからも力強く支えてくれることを期待します。この度はありがとうございました。