夫は穏やかで優しい性格でした。7歳のとき、父を戦争で、母を病気で亡くしているんですね。幸いにも親切な親戚の元に引き取られて不自由なく育ちましたが、やはり寂しく辛い思いをしたみたいで。そんな経験があったからか、家族や友人をとても大切にしていましたね。私にも、何かにつけて「ありがとう」と感謝の気持ちを口にしてくれました。
そんな夫でしたから、会社の仲間や私の一族、近所の方々など周りの人たちにとても慕われていたんです。つい先日も、訃報を聞きつけた元同僚の方が、高齢で足も不自由であるにもかかわらず、杖をついてお線香を上げにきてくれました。
夫の死因は、老衰。今年の8月に亡くなりました。それでも、5月までは電車に乗って出かけることもできていたんですよ。ところが、6月の上旬に「座っていると疲れる」といって寝てばかりいるようになって。「歩かないと足が弱っちゃうよ」といっても、トイレ以外は基本的にベッドから起き上がらず、そのうちすぐにおむつになってしまったんです。
「どこか悪いのでは」と心配になって2つの病院にかかるも、検査結果は異常なし。そのため入院もせず、私が自宅で介護サービスを利用しながらお世話をしていました。そうして7月になると、声をかけても返事が弱々しくなり、8月には返事もしなくなったんです。
そしてある日、眠るように静かに息を引き取りました。苦しまずに亡くなったことだけは救いでしたね。「お父さん、安らかに逝けたね。おめでとう。」と声をかけましたよ。
そんな夫の遺言は、「自分の葬儀にはお坊さんの読経も、戒名もいらない」というもの。一般的な葬儀に比べてかなり簡素だったので、「この内容では葬儀社の方にあまりよくしてもらえないのでは」と心配していましたが、そんなことはまったくありませんでした。
亡くなってから火葬まで少し期間があったため、娘たちと一緒に毎日夫に会いにいきましたが、いつも快く対応してくれました。また、火葬場への移動車の運転手さんは「奥様、よくがんばられましたね」と優しく声をかけてくれて、本当にうれしかったです。それから、火葬場での食事を手配するか悩んでいたところ、「1時間くらいですし、飲み物や軽食はご用意できるので、無理に頼まなくても大丈夫ですよ」とアドバイスしてくれました。儲けを度外視し、家族にとってベストな提案をしてくれて、信頼できましたね。
アルファクラブのみなさんにしていただいた親切を、私は生涯忘れません。
今回夫の葬儀を執り行って、気づいたことがあるんです。それは、葬儀は残された家族に「故人とはこれでお別れですよ」とわからせてくれる役割があるということ。
夫はわずか2ヶ月弱の間に急に体を悪くして逝ってしまったので、名残惜しい気持ちが強くあったんですね。でも、スタッフの方が一つひとつの儀式を丁寧にしっかりと、また私たち家族にも理解できるようにやってくれるのを見ているうちに、段々と未練が薄れていきました。
ご家庭ごとに事情は異なると思いますので一概にはいえませんが、私はきちんと葬儀をやる意味を強く実感しました。ぜひみなさんにもおすすめしたいですね。アルファクラブなら、きっと納得できるお別れの時間をコーディネートしてくれるはずですよ。
東大宮葬斎センター
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