コロナ禍で制限が多かった葬儀遺族の気持ちを汲んだ配慮に感謝 - お客様のインタビュー

威厳のある父。仕事に生き、家族を支えてくれたまさに“大黒柱”でした。

父と私の距離が縮まったのは、私が大人になってからのことです。幼い頃の父の印象は、威厳があって少し怖かった。近寄りがたい存在だったので、父と話をした記憶はあまりないんですよね。
でも、年齢を重ねるごとに、家族のためにどれだけ一生懸命に働いてくれていたかがわかるようになって。父は材木屋を立ち上げて社長をしており、一代で多くの従業員を抱えるまでに会社を育て上げました。仕事に生きた人で、家に帰ってくるのはいつも夜遅く。そのおかげで私たち家族は不自由なく暮らせていましたから、本当に感謝しています。
そんな父の趣味は、詩吟でした。毎日遅くまで働いて疲れていたでしょうに、休みの日には熱心に教室へ通っていましたね。師範代の資格も取得するほど打ち込んでいて、最終的には人に指導するまでに腕を磨いていたんですよ。何事も、やり始めたら極めてしまう性格だったのだと思います。
それから、旅行も好きでしたね。私や兄にとってはちょっと怖い父親でしたが、母とはとても仲がよく、しょっちゅう一緒に旅をしていました。

死因は誤飲性肺炎。新型コロナにもかかり、一般的な形式でのお別れは叶わなかった。

父は40歳を過ぎた頃から数年に一度体調を崩すようになったものの、それでも基本的には元気でした。近年は私と一緒に暮らしていたのですが、あるとき家の中で転倒してしまって……。そこから自由に動けなくなってしまい、施設にお世話になることにしたんです。
入所してから2ヶ月ほど経った頃、肺炎を発症して酸素を十分に取りこめなくなってしまい、病院へ移ることに。そして2ヶ月ほど入院した後に、静かに息を引き取りました。死因は誤飲性肺炎です。
また、直接の死因ではありませんが、父は新型コロナウイルスにも感染していました。そのため、私たち家族は火葬場に同行できず、日を改めてお別れ式を執り行うことになって。世界的に大流行している病なので仕方がないことではありますが、通常のお別れができなかったのは悔やまれますね。

制限があるなかでも遺族の気持ちを汲んでできる限りのことをしてくれました。

父が亡くなった際、葬儀の準備は何もしていませんでした。アルファクラブにお願いすることにしたのは、入院先の病院と提携していたため。流れで依頼することになったとはいえ、テレビCMでも見かける有名な会社でしたから、特に不安はありませんでしたよ。
実際に、アルファクラブのスタッフの方の対応には満足しています。真摯で真面目、故人にもしっかり敬意を払ってくれる。きちんとスタッフ教育をしているのだろうと感じました。
それから、新型コロナの影響で何かと制限があるなかでも、できる限り遺族の気持ちを汲んでくれました。例えば、火葬場には同行できなかったものの、最後父の顔を見て見送る時間をつくってくれて。あの配慮はうれしかったですね。

当日の急なトラブルにも臨機応変に対応してくれて感心しました。

お別れ式を行った斎場はきれいで広々としており、居心地がよかったです。祭壇もとても豪華で、遺影を飾る額縁も高級感がありました。ご時世的にも最低限の内容で構わないと思っていたのですが、予想以上に華やかな式になって満足しています。
それから、実はお別れ式当日に小さなトラブルがあって。式には父の兄弟や親戚が集まったんですが、予定した人数より急遽増えてしまい、料理が足りなくなってしまったんです。そこで、自分と兄とで1人前の料理を分けることに。するとスタッフの方が気を利かせて、参列者にわからないように盛り付けてくれました。集まってくれた人たちに気を遣わせずに済んで、ほっとしましたね。こういう配慮は遺族の気持ちに寄り添ってこそできるものだと思うので、感心しました。
今回、アルファクラブにお願いできてよかったです。ありがとうございました。