妻は、いつも自分のことは二の次で、周りの人たちを優先できる人間でした。仕事も、みんなに迷惑をかけまいと絶対に欠勤しなかったですね。土日休みの仕事ではなかったので、同僚の方は家庭の都合でちょこちょこ休みをとっていましたが、妻はシフトどおりに出勤して。「私は、家族との時間はこれからたくさんつくれるから」と遠慮しているようでした。
そんな人柄だったので、友達は多かったみたいです。亡くなってから、妻の携帯電話にあちこちから連絡がありました。みなさん口を揃えて、「最近連絡がないから、どうしたのかと心配になって」と。そして、私から亡くなったことを伝えると、驚くとともに「奥様にはお世話になりっぱなしでした」とおっしゃるんですよ。わざわざお線香を上げにきてくれた方もたくさんいらっしゃって、妻は私が思う以上にたくさんの方に慕われていたことを知りました。
そんな妻が体を悪くしたのは、もう11年も前のことです。肺がんが見つかって、抗がん剤と放射線による治療を受けました。治療が功を奏し、一度は完治して喜んでいたのですが、それも束の間。脳への転移が見つかったんです。しかもがんの大きさは1円玉程度もあり、すぐに手術となりました。ただ、場所的に難しい手術となるため、医師からは記憶障害が残るかもしれないと言われて……。「次に会ったときは私のことがわからないかもしれない」という恐怖から、手術前は抱き合って別れましたよ。
手術は成功し、幸い後遺症は残りませんでしたが、しばらくすると体中、特に足が痛いと言い出すようになって。調べると、がんが脊髄へ転移していることがわかったんです。そして医師からは「残念ながら、今回は手の施しようがない」と宣告されました。
それから緩和ケアの病院に入院し、だんだんと衰弱していきました。亡くなる少し前からは水を飲んでも咳き込むようになって、苦しい最期でしたが、コロナ禍にもかかわらず息を引き取る前に家族みんなと会えたのは救いですね。そして心臓が止まるその瞬間は、私がしっかりと手を握っていました。
通夜と告別式のことは、別れの悲しみが大きすぎて、正直なところあまり記憶にないんです。ただ、それだけ心が弱っていても、つつがなく葬儀を終えることができました。嫌な思いをしたり、何か引っかかりがあったりすることはまったくなかったですよ。アルファクラブのスタッフのみなさんが、しっかりとサポートしてくれたからだと考えています。
また、“覚えていない”というのは、スタッフの方々が“前に出過ぎなかった”ことも理由だと思いますね。黒子として、目につかないところで動き回ってくれていたのではないかな。葬儀というのは、実は何事もなく終えることが難しいのではないかと想像しています。そういう意味で、アルファクラブはきちんと仕事をしてくれたと評価していますね。
「葬儀というのは咄嗟のものだから、油断していると葬儀社のいいなりになってしまう」なんてことをよく耳にしていたのですが、アルファクラブはまったくそんなことはなかったです。無理に何かを勧められることはありませんでしたし、一つひとつ納得して決められました。葬儀の手配をメインでやってくれたのは息子でしたが、彼も同じように感じたそうです。不信感を抱くことは一切なかったですね。
それどころか、今でもたまに「特に用事があるわけではないんだけど、またスタッフの方に会いたいな」とふと思うほどなんですよ。きっと、サービスに安心感があったからでしょうね。
決して過剰にならないように、必要なことを粛々と、確実にやってくれる。そんな葬儀社を探している方には、きっとアルファクラブが合うのではないでしょうか。
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