父は、家族をとても大事にしてくれる人でした。子どもは私を含めて4人、孫は7人。「保育園の園長みたいだ」なんてうれしそうに言いながら、孫たちの食事や入浴のお世話、保育園の送り迎えなどを率先してやってくれていました。
そんな父の趣味は、ゴルフと相撲甚句です。ゴルフは30代から始め、コンペで優勝した経験も多々あり、シングルプレイヤーになるほどの腕前でした。その最後まで粘り強く諦めないプレイスタイルは“マムシ”と言われていたようです。晩年の闘病生活でも、危ないと言われたタイミングを何度も乗り越えていて、マムシとしての面目躍如を果たしたと思っています。
また、相撲甚句は地域の甚句会に所属して楽しんでいました。葬儀には甚句会の方々も参列してくださり「他の地域の甚句会でも評判になるほど上手だったんだよ」と教えてくれて。仕事熱心な父でしたが、趣味にも打ち込んだんだなと改めて実感しましたね。
父の死因は、食道悪性黒色腫です。2021年1月に病気が見つかり、その時点でステージ4でした。3月に手術をして成功し、夏前までは元気に過ごしていましたが、7月の終わりには病気が再発。抗がん剤治療を受けながらリハビリに励んでいたところ、11月には誤嚥性肺炎も発症して発熱し、再び入院することに。その後しばらくして近くの施設にお世話になり、昨年の10月に息を引きとりました。
父との別れは悲しくはありますが、思い残すことはありません。コロナ禍であったにも関わらず頻繁に面会できましたし、施設の方の取り計らいで、介護タクシーでドライブすることもできたんですよ。40年近くぶりに家族全員で出かけられたのは、父も私たち家族もとてもうれしかったですね。そして何より、父は80代に入る頃から「俺の人生、上出来だった」とよく口にしていましたから。仕事も家庭も大事にし、趣味を楽しんで、人に恵まれた人生を送れた人でした。
アルファクラブに葬儀をお願いした理由は、父から希望があったからです。生前に出席した親戚の葬儀にとてもいい印象をもったそうで、その際にお手伝いされていたのがアルファクラブだったようです。そんな経緯だったので、私は葬儀社の選定に携わったわけではないのですが、喪主として関わる中で父の判断に納得しました。
まず、スタッフの方々の対応がとても丁寧なんですよ。葬儀や火葬などについてはもちろん、仏壇へのお供えの仕方から四十九日の意味まで、基本的なことからわかりやすく教えてくれました。
それから、個人的に最も評価しているのは、エンバーミングですね。亡くなった直後は口が半開きになっていて心配でしたが、エンバーミング後はとてもきれいな表情に。さらに、父は相撲甚句が好きだったので、死装束を相撲の行事が着るような袴にしてもらったんです。そして会場には、相撲甚句や大好きだった演歌を流してくれて。湿っぽい雰囲気ではなく、“父らしい形”で送り出せて、とても満足しています。
今回の葬儀を振り返って思うのは、早めに準備しておいてよかったということです。施設から「そろそろ葬儀について考えておいたほうが」とアドバイスをいただいたこともあって、父が亡くなる前にアルファクラブに連絡していました。その際、亡くなったときの対応について丁寧に教えてもらっていたので、
いざそのときがきても慌てることなく、粛々と進められたんですよ。
また、もう少し遡ると、父から「自分の葬儀はアルファクラブにお願いしてほしい」という希望を聞いておけてよかったなと。この記事を読まれるみなさんも、もし状況が許すようであれば、元気なうちに家族で葬儀について話しておかれることをおすすめします。「葬儀のことなんてまだ早い」と笑えるうちでないと、話しにくくなってしまいますからね。そうして、できるだけ後悔のないお別れを迎えていただければと思います。
やすらぎホール南浦和
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