妻は芯のある女性でした。自身の気持ちを大切にし、きちんと伝えられる強さをもっていましたね。「自分がどうしたいか、どう感じるか」を軸に行動できる分、ときには家族とぶつかることもありましたが、決して自分勝手なわけではなくて。周囲のことも考えながら、いつも彼女なりに何が適切かを考えていたのではないかと思います。
そんな妻が好きだったのは、旅行とキャラクターグッズです。ただ、出産後は育児第一に。妻と娘とは、昔からとにかく仲がよかったんですよ。娘が大きくなってからもずっと距離感が近く、どこか友だちのような、フラットな関係を築いていました。妻のほうが甘えることも多く、娘から「お母さんは私にだけわがままなんだから」といわれるくらいでした(笑)。
妻の体に異変が起きたのは、一昨年のことです。自宅で腹痛を訴えたため病院にかかると、直腸がんを患っていることが発覚したんです。周囲の組織への癒着も見られ、すぐに手術を受けました。
しかし、術後も腫瘍マーカーの数値が下がらなくて……転院のうえ再度検査を受けると、お腹の中のいたるところにがん細胞が散っていることがわかりました。その際に、範囲が広すぎて手術ではどうにもならないこと、余命はおおよそ3年であることが医師から告げられました。
その後、妻の体力は次第に低下していき、最終的には余命宣告から約2年で息を引きとりました。
ただ、亡くなる直前の約1ヶ月間は、妻の希望を受けて自宅で過ごしたんです。私は介護休暇を取得して、娘もちょうど夏休み期間だったので、家族3人で一緒にいられました。最期に家族でいい時間を過ごせて、きっと妻は喜んでいたと思います。
妻の葬儀をアルファクラブにお願いすることになった直接的なきっかけは、かかっていた病院からの紹介です。ただ、実は私の両親の葬儀もアルファクラブにお世話になっていたので、ご縁があったのだろうと感じています。
妻は自身の葬儀について「近しい親族だけを呼んで、こじんまりした家族葬でいい」と話していました。しかし、蓋を開けてみれば、親戚や友人など100名弱の方が参列してくれて。想定よりかなり大きな規模になりましたが、うれしかったですね。
たくさんの参列者の方をお迎えすることになり、しかも喪主を務めるのは初めての経験でしたが、お別れの儀式はつつがなく終えられましたよ。準備や運営にあたり、スタッフの方が先回りしてきちんと情報提供してくれたからだと思っています。おかげで、最後まで「次は何をしたらいいんだろう」と不安になることはありませんでした。
それから、スタッフの方の柔軟な対応も高く評価しています。実は葬儀当日、娘が泣き崩れてしまい、「そろそろ棺を閉じてお別れを」というタイミングになっても妻から離れられなかったんですよ。全体のスケジュールにも影響があったことと思いますが、決して急かさずに待っていてくれました。かといってその後の進行が慌ただしくなることもなかったので、うまく調整してくれたのだと思います。とてもありがたかったですね。
今後アルファクラブに期待するのは、より多様な葬儀のニーズに対応していくことでしょうか。家族だけで静かに故人を見送りたい家庭もあれば、こんな社会情勢ですから、経済的に不安を抱えている家庭も少なくないはずです。そんな方たちを含めて、どんな人も安心して大切な人を送り出せるように、サービスの幅をさらに広げてもらえたらうれしいです。業界の先駆者として、きっと叶えてくれると信じています。
春日部駅前葬斎センター
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