父は、常に周りの人のことを優先する人間でした。コミュニケーションをとるときは、第一に相手の心情や状況を考え、思いつきで言葉を発するようなことはまずなかった。例えば出された食事が口に合わなかったときも、作ってくれた人のことを思って、「まずい」なんて絶対に言いません。そんなときのお決まりのセリフは「まぁ、おいしかったな!」。この“まぁ”がついたときはあまり気に入っていないことを家族は知っていましたが(笑)、その言葉を聞くたびに父の優しさをひしひしと感じました。
そんな優しい父は、特に母のことを大切にしていました。結婚して約60年、ただの一度もケンカをしたことはないと聞いています。母はいつも「あんなに優しい人と巡り会えて、私は幸せ者だ」と言っていますよ。
また、家族以外の友人や同僚たちからも大変慕われていました。その証拠に、コロナ禍であるにもかかわらず、80名を超える方々が家まで弔問に訪れてくれて……。葬儀は社会情勢と父の希望を考慮して家族葬にしたのですが、たくさんの方が父との別れを惜しみ、別日に足を運んでくれました。そんなみなさんが口を揃えて父を「素敵な人だった」と言ってくださるのを聞いて、改めて自慢の父親だと誇りに思いましたね。
父が亡くなった原因は、肺がんでした。今年の2月下旬にかかりつけの病院を受診したところ、すぐに大きい病院を紹介され、即入院することに。そして3月の初め、担当の医師から「ステージ4の肺がんで手の施しようがない」と言われたんです。続けて「このまま入院するか、自宅に戻るか、選んでほしい」と……。私たちは悩んだ末に、父を自宅へ連れ帰ることに。残り少ない最後の時間、家族で一緒に過ごし、父にできる限りのことをしてあげたいと考えての決断でした。
父が病院を出てから自宅で過ごした期間は、一ヶ月半ほどです。最終的には再入院し、それから3日後の夕方に亡くなりました。
病院から父の容態がよくないと連絡があり、すぐに私と母、それから弟夫婦と姉が駆けつけて。私が一番先に病室へ入り、父の手を握って声をかけたときは、目は開いていて脈もありました。しかし、そのわずか3分後、母が病室に着いたと同時に脈が止まってしまったんです。父はきっと、家族が来るまで必死に耐えてくれていたのだと思います。
アルファクラブのスタッフのみなさんには、言い切れないほど感謝しています。
対応は文句なしの満点。一人ひとりがプロフェッショナルで、連携もしっかりとれていましたよ。みなさんテキパキと動いてくださっていて、「この人たちに任せていれば大丈夫」という安心感がありました。
何より感心したのは、常に“私たちがどうしたいか”を軸にして考えてくれたことですね。会社の決まりごとやマニュアルといった“自分たちのやり方”を押しつけることは一切なく、家族の要望を最優先にしてくれました。
それから喪主の立場としてありがたかったのは、最初の打ち合わせの際に、これから準備すべきことをリスト化した資料をくれたことです。家族を亡くして動揺しているときに、口頭だけで説明されても、なかなか頭に入ってこないもの。そんなこちらの心情に配慮してくれたのでしょう、後から何度でも確認できる資料を用意してくれたのは、とてもありがたかったです。
肝心の葬儀の内容も、家族みんなが心から満足できるものでしたよ。中でも特に印象に残っているのは、オルガン演奏の演出です。
葬儀ではオルガンの生演奏をお願いしていたのですが、葬儀の直前に「実は演奏してほしい曲があった」と伝えると、すぐに楽譜を取り寄せて曲目を変更してくれたんです。時間もあまりないなか、ここまでしてくれるとは思っていなかったので、臨機応変な対応に驚きました。
そして葬儀が終わった後、何気なくスマホで父の遺影を撮影したんですね。その写真を後で見返したら、なんだか父が笑っているような気がして。きっと父も、葬儀に満足してくれたんだと信じています。
今回、アルファクラブにはこれ以上ないくらいよくしてもらったので、母は「私の葬儀もお願いしたい」と話しています。私も、周りの人たちはもちろん、大切な人とのお別れを後悔のないものにしたいすべての方に、自信をもってアルファクラブを推薦したいですね。
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