父は真面目で仕事熱心な人でした。2度にわたって定年を延長し、最終的には68歳まで勤め上げましたよ。若い頃は登山が好きだったようですが、結婚してからはずっと、自分の時間よりも仕事と家族を優先してくれました。そんな父のおかげで、私と弟は大学まで出ることができ、本当に感謝しています。
また、食事に関するしつけをきちんとしてくれたこともありがたかったです。父から「勉強をしろ」などと口うるさくいわれることはありませんでしたが、食べ物の好き嫌いには厳しかった。出されたものは文句をいわずしっかりと完食することが我が家のルールでした。おかげでさまざまな食材を食べられるようになりましたし、栄養の偏りがないおかげか、今のところ大きな病気もしていません。
そんな父自身も食べることが好きで、量もたくさん食べていましたね。80歳くらいまでは、加齢に伴って食欲が落ちた私が残した分を、父が食べてしまうくらいでしたから(笑)。
よく食べて健康に過ごしてきた父が施設に入ることになったのは、亡くなる数ヶ月前のことです。90歳を超え、介助を受けずに自宅で過ごすことが難しくなり、入所を決めました。とはいっても、コミュニケーションは問題なくとれましたから、まさかこんなに早く亡くなるとは思っていなかったのですが……。弟から父の容態が急変したと連絡が入ったときは心底驚きましたし、すぐに駆けつけたものの、息を引きとる瞬間に間に合わなかったときは呆然としました。正月に会おうと約束しており、まさかそれが叶わないなんて想像していませんでしたから。
ただ、医師から「ほとんど苦しまず亡くなったと思いますよ」といわれ、その点はほっとしました。死因も老衰で、大きな病気で入退院を繰り返すようなことはありませんでしたから、いい最期だったと受け止めています。
父は以前からアルファクラブの互助会に入会し、積み立てをしていました。家の近くに葬儀場があって見学も済ませており、残された私たちが「どこの葬儀社に頼んだらいいのだろう」と困ることはありませんでしたよ。
ただ、父が逝去したのは年末で……数日中に葬儀ができないと、翌年の三が日を過ぎてからと、かなり先の日程になってしまう状況でした。葬儀のスケジュールが詰まっていることは承知で、スタッフの方に「どうにか年内にできないか」と相談すると、大晦日の早朝に何とか調整してくれたんです。おかげで年内にしっかりと送り出すことができ、ありがたかったですね。
また、スタッフの方々は打ち合わせからずっと丁寧かつ親身にサポートしてくれました。葬儀ことはあまり知らない私たちも、終始不安なく終えることができましたよ。
父が互助会に入って積み立てをしていたことは母から聞いていたので、想像よりずっと早い逝去ではありましたが、焦ることはありませんでした。そんな経験をふまえて、この記事を読まれているみなさんには、家族間での情報共有の重要性をお伝えしたいです。
残していく家族のことを思ってせっかく準備をしていても、情報を共有していないと結局家族の心的負担が大きくなったり、場合によっては別で手配してしまったりする可能性もあるでしょう。理想をいえば、葬儀場も一緒に見学をして決めておけるとより安心だと思います。
家族が亡くなると、遺族は大げさではなく「分刻みのスケジュール」で動かなければならず、とても忙しいものです。そこにそれ以上の負担がかからないように、ぜひ普段からよく話をしておいてください。
やすらぎホール大宮
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