義母はいつも明るく、笑顔を絶やさない人でした。三味線と日本舞踊の名取りでお弟子さんがいたり、町内会の婦人会会長を務めたりもするなど、社交性もありましたね。いつも周りの人たちと関わり合いながら日常を楽しんでいたと思います。
そんな義母との思い出で強く印象に残っているのは、ドライブ旅行に出かけたこと。北は山形県や秋田県、南は山口県や四国あたりまで、1年に10回以上は出かけていたんですよ。日本地図に載っている主要道路は、ほとんど通ったくらいです。とりわけ義母が喜んだのは、広島県と愛媛県を結ぶ「瀬戸内しまなみ海道」を訪れたときでしょうか。眼前に広がる青い海、緑豊かな島が織り成す壮大な風景に見入っていました。また「旅先の感動が、三味線や踊りの表現として表れる」とも話していて、「とても心が豊かな人だな」と感じたのを覚えています。
義父が亡くなって以降、義母は75歳からずっとひとり暮らしを続けていました。料理はもちろん、身の回りのことはすべてテキパキとこなしていたんですよ。しかし95歳のとき、散歩の途中で車と接触する交通事故にあい、足を骨折。1ヵ月間入院したものの、退院後はひとりで生活できていたのですが……次第に体の不調を訴えるようになりました。
その後、「腰が痛い」といって再度入院。退院してもひとりで生活できそうになかったので、自ら決断して施設へ入ることになりました。そして施設へ入所してもうすぐ1ヵ月になろうかという頃、「お母さまが亡くなりました」と連絡が入ったのです。
面会へ行くたびに弱っていくのを感じていたので、少しは覚悟ができていたように思います。老衰との診断で、享年99歳ですから、大往生ではないでしょうか。目を閉じて横たわる義母に、「後のことは心配しなくていいよ」と心で語りかけました。
アルファクラブに葬儀をお願いしたのは、斎場が義母の家の近所にあったからです。妻の妹が万が一のことを考えて、あらかじめ互助会にも入会していました。
打ち合わせでは祭壇の見本などを確認でき、見積もりも速やかに提示してもらえました。わかりやすく説明してくれたので、不安はありませんでしたよ。また、葬儀に立ち合ってくれたスタッフのみなさんは、言葉、所作、どれをとっても奥ゆかしく丁寧で、しかし動きはキビキビとしていてスムーズでした。移動の際は車のドアまできちんと誘導してくれて、すべてをお任せできる安心感がありましたね。
それから、葬儀の会場も素晴らしかったです。新しくてきれいで、厳かな雰囲気に包まれていて……心を落ち着けられる空間でした。
参列した親戚も「いい葬儀で送ってあげられたね」といってくれて、みんな満足していたようです。
葬儀で一番印象に残ったのは、エレクトーンの生演奏です。最後のあいさつで喪主の私がマイクの前に立つと、エレクトーンの音色がゆるやかに流れてきて。優しい調べがゆっくりと心に染みこんで涙が止まらず、何度も言葉に詰まったほどです。今でも、あの演奏を忘れることができません。本当に心に残る演出でした。
このように、義母の葬儀には大変満足しています。点数をつけるとすれば95点でしょうか。不満があったから「−5点」ではなく、さらなる進化に期待を込めての点数です。100点にしてもいいくらい上質なサービスを受けたことに間違いはありません。
最後に、喪主を経験した立場から読者のみなさんにアドバイスするとすれば、互助会に入会しておくと便利だということです。いざというとき「どこの葬儀社を選ぼうか」と一から悩むことがなく、連絡をすればすべて段取りをしてくれます。気持ちが混乱する中で、頼る先が明確であることの安心感はとても大きいもの。葬儀を終えた今だからこそ、とてもいいシステムだと感じています。
やすらぎホール蕨
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