母が好きな花に囲まれた祭壇に感動。希望どおりの葬儀になりました - お客様のインタビュー

家族が集まると、うれしそうにご馳走をふるまってくれた母。私も子どもたちも、母の味が忘れられません。

母は家で過ごす時間を大切にする人で、いつもこまめに片づけをして、料理も楽しんでいました。母の料理で特に好きだったのは、煮物や煮込み料理。肉じゃがはいつも味にブレがなく、コク深い味わいなんです。また、母は山梨県出身なので、味噌仕立てのほうとうもよくつくってくれましたね。体も心も温まる味でした。
そんな母の家庭的な性格はずっと変わらず、私は結婚後もずっと助けられてきました。私の家は実家の近所だったので、母は孫たちの面倒をよく見てくれたんです。上の子どもが幼稚園へ入園した頃、私が安心して働きに出られたのは母のおかげ。とても感謝しています。孫たちが成人してからも、実家にみんなが集まると、母はうれしそうにたくさんのご馳走をつくってくれました。家族みんなでワイワイと過ごす時間が大好きだったのだと思います。
子どもたちは最近、「おばあちゃんのほうとうが食べたいな」とつぶやくことがあります。母の料理は、家族の忘れられない味です。

骨折してからみるみる弱って寝たきりに。施設で急変して、眠るように息を引きとりました。

母はもともと心不全を患っていて、体内にペースメーカーが入っていましたが、それでも年齢のわりには元気に過ごせていたと思います。ところが90歳になる少し前、腰の骨を折って入院。回復して退院するも、数ヶ月後には右足のつけ根の骨を、それが治ると左足の骨を……という具合に骨折が続き、とうとう寝たきりの生活になってしまいました。
しばらくはヘルパーさんにサポートしてもらいながら私が介護をしていましたが、94歳のときに脳梗塞を発症し、言葉もスムーズに出なくなって。自宅での介護に限界を感じ、施設にお世話になることにしました。
施設にはこまめに面会へ行っており、亡くなった日も、午前中に顔を見て帰宅しました。ところがお昼頃になって、施設から「血圧が測れなくなりました。すぐに来てください」と連絡が。「午前中はそんな様子はなかったのに」と戸惑いながら急いで駆けつけると、すでに永い眠りについていました。
ただ、最期は苦しまず眠るように逝ったそうです。死因は老衰で、理想的な亡くなり方だったのかなと思っています。

アルファクラブに葬儀をお願いするのは3回目。こじんまりの家族葬でも、期待以上の立派な会場でした。

母はアルファクラブの互助会に入会していたので、逝去後はすぐに連絡を入れました。実は、すでに他界している父と私の姉の葬儀もアルファクラブにお願いしていて。信頼があったので、今回も安心してお任せしましたよ。
スタッフの方と打ち合わせをし、今回は家族葬のプランを選択。母は花が好きだったので、祭壇には花をたくさん飾ってほしいという希望だけお伝えしました。
葬儀の会場は、厳かな雰囲気に包まれたとても立派な空間で、期待以上でしたね。参列者に配られた会葬礼状には、母の生前の様子や参列者への感謝の気持ちが丁寧につづられており、涙が出そうなくらい心を打たれました。
また、お願いしていた祭壇には、白や薄い紫色などの花がふんだんに飾られていて、とても美しかったです。きっと母に喜んでもらえる葬儀で送り出せたことをうれしく思います。参列者の方々にも、「いい葬儀だね」といってもらえましたよ。

アルファクラブには今回も助けられたので、私自身も家族のために互助会へ入会しました。

今回希望どおりの葬儀ができたのは、アルファクラブがこちらの要望を丁寧に汲みとり、力を尽くしてくれたからだと感じています。喪主を務めるのは初めてのことでしたが、スタッフの方が「次は◯◯ですよ」と逐一指示を出してくれたので、終始安心していられました。アルファクラブを選んで、そして母が互助会に入会していて、本当によかったです。連絡をするだけであとはお任せできるのは、気持ちが混乱している家族にとってはありがたいこと。今回の経験をふまえ、私自身も家族のために互助会へ入会しましたよ。
ただ、ひとつ心残りなのは、「母の生前にもう少し終活について話し合っておけばよかった」という点です。もしかしたら、母の希望があったかもしれませんから。これを読んでいるみなさんには、ぜひご家族で終活の相談をしていただきたいですね。